佐束ファーム|静岡県掛川市|集落営農法人

農業の魅力

「農業って面白い!」を伝えたい。

ひと昔前まで、稲作には重労働がつきものでした。
ところが最近では、機械による効率化が進み、大規模であればあるほど農業はラクで、
時間にゆとりができ、楽しくやりがいのある仕事へと進化を遂げています。
そこで、より多くの皆さんに農業の面白さをご理解いただけるように、
佐束ファームで働く人と機械の様子をお伝えします。

働く人

佐束ファームでは現在、代表者の飯田を含めて5名の社員が働いています。
そのうちの2名は50歳以下の若手社員です。
また、それ以外にもアルバイトとして地域の高齢者(60歳以上)の方々が働いています。
こうした地域の皆さんの支援がなければ、当社の仕事は成り立ちません。

鈴木 広道
【今の仕事に就いたきっかけ】
以前は工場の品質管理の仕事をしていましたが、56歳で早期退職。実家がこの地域で農業を営んでいたので現在の仕事に就きました。
【仕事(農業)の面白さややりがい】
暑い日も寒い日も屋外で作業をしなければいけないのは大変ですが、作業自体は昔の農業とは比べ物にならないくらいラクになりました。農作業はトラクターなどの機械操作が主で、力仕事はほとんどありません。高齢者はもちろん女性でも十分にできる仕事だと思いますね。
それに、自分が手をかけて育てた結果、稲が実り、お米として出荷するまでを見届けられることにやりがいを感じます。
また、以前の職場では品質管理者としてすべてを把握するスーパーマンでありたいと思って気を張り詰めていましたが、今では肩の力を抜いて、ストレスを感じることもなく悠々と仕事ができています。
【佐束ファームの良いところ】
休日をしっかりとれるので自分の時間をたっぷり確保でき、趣味の釣りや旅行などを思うように楽しめます。
栗田 和幸
栗田 和幸
【今の仕事に就いたきっかけ】
介護職を経てリサイクル工場に転職し、7年間勤務していましたが、妻が看護師で多忙なため、1年間自分が休職して子育てに専念しようと決意。その間、PTA活動や地域のボランティア活動など有意義な体験が色々とできました。その後、飯田社長に勧められて当社に入社しました。
【仕事(農業)の面白さややりがい】
現代の農業は機械化が進んでいるし、特に当社は設備が整っているので、思っていたよりもずっと安全で体力的負担の少ない仕事です。技術も2年程度で身につけられるし、こんなにラクで楽しい仕事はなかなかないので、ぜひ若い世代の人たちも農業に興味をもっていただきたいです。また、努力の結果が目に見えるのも、農業の醍醐味だと思います。私は50歳を過ぎていますが、社内や地域においては「若手」ととらえられているので、同じく若手の飯田浩平さんとドローンや産業用無人ヘリコプターのオペレーターの資格を取り、最新の農業機械を操作できるのも楽しいですね。現在は、社員の仕事分担やスケジュール調整の仕事も担当しています。今後の目標は、地域の農業を現状のまま次世代にしっかりと受け継ぐこと。そのために今後も新しいことにどんどん取り組んでいきたいと思います。
【佐束ファームの良いところ】
実は私は静岡市の出身で、最初の仕事を辞めて妻のふるさとである掛川に移転してからは、正直言ってなかなか地域になじめずにいました。でも、佐束ファームで働くようになってからは「私」という人間を地域の皆さんに認めてもらえたような気がして、自然と溶け込めるようになりました。佐束ファームでの仕事は勤務時間が短いので、共働き家庭や子どもが小さい時期などには家事や子育てを両立できます。お給料も家族を養っていける程度は十分にもらえるので、こんなに良い職場はないと思いますよ(笑)。
飯田 浩平
飯田 浩平
【今の仕事に就いたきっかけ】
以前は宅急便のトラックドライバーをやっていましたが、代表取締役の飯田の長男として10年後をめどに父の仕事を手伝おうと考えていたので2017年に転職しました。
【仕事(農業)の面白さややりがい】
農業は季節によって仕事内容が全く異なるし、操作する機械の種類も変わります。覚えなければならないこともたくさんありますが、仕事の内容や意味が理解できてくると、どんどん楽しくなりますね。現在はトラクターなどの耕作機械だけでなく、消毒を散布するためのドローンや産業用無人ヘリコプターのオペレーターの資格を取り操作しています。農業は1つ1つの仕事にメリハリがあるし、稲が徐々に育っていく様子を見るとやりがいを感じますね。農業の仕事をするようになってから、地域全体のこれからの在り方などを真剣に考えるようになりました。これからも農業を通じて地域に貢献していきたいと思います。
【佐束ファームの良いところ】
以前の仕事に比べて時間に余裕ができたので、家族と一緒に過ごせる時間が増えました。我が家には子どもが4人いるので、子どもの世話もまめにできるようになり、妻も喜んでくれています。

働く機械

佐束ファームでは、大型機械や、無人ヘリコプター、ドローンなどの最新機器を導入し、
水稲作業時間を静岡県の水準の半分以下に軽減。効率的な水田農業を展開しています。

  • ライス施設(乾燥・籾摺)

    乾燥・籾摺を自社で行うことで、大きなコストダウンが実現。お米の売り先がJAだけでなくどこにでも可能になり、経営の幅が広がりました。

  • 無人ヘリコプター

    近隣の集落営農組織と共同購入した産業用無人ヘリコプターで防除を行います。社内には無人ヘリコプターのオペレーターの資格者が2名います。無人ヘリは10年以上前から導入しています。

  • ドローン

    ドローンでも防除を行っています。社内にはドローンのオペレーターの資格者が2名います。ドローンのおかげで広い面積の防除がスピーディに行えるようになりました。もはやこれなしでは防除はできません。